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2007.10.21 Sunday /// - / -
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岡山・倉敷・直島 - 1 *
20〜22にかけて旅に出た。芸術ゼミの皆さんと総勢10人程度、東京駅からぞろぞろと新幹線に乗る。ちょっとしたハプニングがあったりしつつもてろんと穏やかにホテルに到着。倉敷は、降り出した雨のせいか人が少なく、大原美術館の絵もじっくり見ることができた。なんの下調べもしていなかったので以前から好きな佐伯祐三の絵を発見して驚いた。10センチ目前まで近づいてしばらく付近をうろついていたから、周りの人に少し迷惑だったかもしれない。
1000円で本館・別館・東洋、工芸館を全てみて回れるというコストパフォーマンスのよさがうれしい。そもそも入館が閉館まであと一時間という時刻だったこともあるけれど、みっちり閉館案内が鳴るまで楽しませてもらった。外に出ると相変わらず雨だった。でも倉敷だからか晴れでないことにそれほどがっかりはしなかった。むしろからっと晴れているのって想像しにくい。・・・ので、今度行くときは晴れているといい。実体験するに限る。
夜は居酒屋→ホテルで飲み会。普段ちょっと話しづらいな、と思っていた人と話が出来るようになったのがうれしくてついハイになり、次の日絶不調で周りに迷惑をかけまくってしまった。けして弱くはないのだけれど、量に問題がありすぎる。冷静になって数えてみたら確実に一升は飲んでいるのだ。――もっと感情のセーブをうまくできるようにならないとなあとつくづく反省。前は結構ひとの面倒をみてまわる側だった気がするのに、ここ半年はなじめてきたぶん甘えすぎてしまってこわい。自分が抑えればいいだけなんだけれども。

直島に舞台を移し地中美術館に向かう途中で、ベネッセホテルの一部を使った美術館へ向かった。現代美術だけを展示してあり、空間を吹き抜けて使うなど開放的で面白い。ただ、それほど量があるわけではない。ホテルに泊まっている場合は無料でみられる(らしい)が外部からだと1000円かかるのは痛いかな。「800円くらいにならないかなー」などとつぶやきながら、地中美術館まで歩く。100円で周回バスにも乗れるがせっかくなので散策しつつ歩いてみた。実際、それほど離れていないので、元気な人は歩くのもいいと思う。
地中美術館にたどり着き、しばらく入り口のベンチで声を潜めておしゃべりをする。なぜいきなりまわりはじめないのかというと、夕方から予約しているジェームズ・タレルのナイトプログラムまでにあと四時間は丸々あったからだ。涼しい場所でしばし休憩をとり、ゆっくり作品をみていくことにした。空間を贅沢に使った展示が多い。モネの睡蓮の展示室は、靴を脱いでスリッパに履き替えて入る。入り口を曲がってすぐ、うすいクリーム色の壁におかれた絵にすうっと引き込まれた。その前にいくつか他の作品もみたが私はモネに惹かれた。この部屋で一度目覚めてみたい。もちろん無茶な話だが、できれば一晩泊まりたかったというのが本音だ。
"違和感"という意味の印象を強く受けたのはジェームズ・タレルの"オープン・フィールド"という作品。靴を脱いで、短い階段を上がったところに青いもやが広がったようなぼんやりとした空間が広がっている。半ばまで入って振り向くと、いま入ってきたはずの大きく開いた入り口が、オレンジ色の照明と相まって遠近感を失い、青いもやの中でぺたりと一面だけ行く手を阻まれたような感覚を受けた。面白い、が、気持ち悪い。でも面白い。

一通りみ終わって、この時点でまだ二時間半はあることに気づく。その時点で一緒にいた人たちと美術館内の喫茶店へ入った。私はバナナアイスクリームとアイスティーのセット(800円)を注文。ちと高いがアイスがおいしかったのでいいことにする。あとで知ったがバナナアイスクリームはモネの好物だったのだそうな。
脇の扉から外に出、階段を下りる。海が見渡せるテラスで延々ぼうっとする作戦だ。眼下のヘリポートに丁度ヘリが着陸するのを見たり、のんびり喋っている間にだいぶ暇がつぶれる。しかしここで、この美術館の欠点(ミスといってもいい)に気が付いた。美術館自体は六時に閉館してしまうのに、「ナイト・プログラム」が始まるのは七時。チケット売り場兼待合室が一応あるものの、カフェが隣接しているわけでもない場所で一時間また待たされるのだ。考えるに、このプログラムは夕方から夜へと移り変わる空の様子を、天井をくりぬいた(ガラス張り)の部屋からじっとみつめるというもの。夏以外の季節は、日が落ちるのが早いから閉館してすぐスムーズに開始できるのだろう。車がある人はさっと下ってまた戻ることもできるが、そうでない場合は辛い。夏の間だけでもプログラム参加者向けに喫茶店を長く開けておくとか、なにかしらの対応があってもいいと思うのだが。

おっと、長くなってしまった。ナイト・プログラムの続きと岡山の日記はまた明日。
今日はさすがに足がだるいので、風呂にゆっくり浸かって寝よう。
2007.07.22 Sunday /// comments(0) / -
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2007.10.21 Sunday /// - / -
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